大本彩華 自己紹介へ

待ちに待った上棟の日

公開日:2026/11/02(月) 更新日:2026/11/02(月) 現場のこと

こんにちは。

高気密高断熱の家を自然素材でつくる津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。

今日は朝から、空と天気予報を何度も見比べる一日。上棟の日はいつも気が張るけれど、雨が絡むと、そこにもうひとつ心配事が増えるんですよね。

さて今日は、待ちに待ったお客様の上棟の話。

朝は雨模様でしたが、午前中には雨が上がるという予報を見て、決行を決断しました。

とはいえ、朝からパラパラと降る雨。「本当に止むかな……」と、やっぱり気になる。

段取りを整えてこの日を迎えていても、お天気ばかりはこちらの思い通りにはならないもの。現場の様子を見ながら、無事に進んでくれることを願っていました。

そんな心配をよそに、雨はお昼には止み。ご家族に棟木を叩いていただく頃には、晴れ間まで見えてきて。

上棟の日にご家族が棟木を叩く様子

朝の空を思うと、なんだかそれだけでうれしくなる。お客様にとっても、私たちにとっても、忘れられない上棟になりました。

これまで、たくさんのこだわりを聞かせていただいたお家。

どんなふうに暮らしたいか。何を大切にしたいか。その思いを一緒に考え、図面にして、少しずつ準備を重ねてきました。

でも、図面の中で見ていた家と、目の前に立ち上がってくる家は、やっぱり違う。

柱が立ち、梁が架かり、家の大きさや空間が見えてくる。頭の中で思い描いていたものが、実際の景色になる日。

お客様が、夢に見ていた家が立ち上がる瞬間に感動したと話してくださって。そのお気持ちを聞けたことが、今日、とても心に残っています。

私たちは仕事として何度も上棟に立ち会うけれど、お客様にとっては、ずっと待っていた特別な一日なんですよね。

打ち合わせの時に話していたことも、悩みながら決めたことも、今日の景色につながっている。そう思うと、一本の柱や一本の梁の見え方も変わってくる気がして。

家づくりには、決めることが本当にたくさんある。楽しいばかりではなく、迷ったり、これでよかったかなと思ったりする時間もあると思う。

その積み重ねの先で、実際に家が形になり、「うれしい」と感じていただける。私たちにとっても、こんなにうれしいことはないなと思います。

喜んでくださっているご家族のそばで、改めて感じたことがありました。

私たちがつくっているのは、家。でも、その家の先には、お客様の生活があって、暮らしがあるということ。

ここで朝を迎えて、ご飯を食べて、仕事や学校に出かけていく。帰ってきたらほっとして、今日あったことを話す。

特別な日だけではなく、そんな何でもない毎日を過ごしていく場所を、今、私たちはつくっている。

図面や現場に向き合っていると、寸法や納まり、工程など、目の前のことを考える時間が多くなります。もちろん、どれもおろそかにはできない大切なこと。

その一つひとつが、最後にはご家族の暮らしにつながっていく。今日はお客様の喜ばれる姿を見て、そのことを改めて実感しました。

この気持ちは、工事が進んでからも忘れずにいたい。

これから仕上がっていく家が、思い描いていた暮らしを楽しめる場所になるように。引き続き、一つずつ丁寧に進めていきたいと思っています。

そして今日は、工事が円滑に、安全に終わったことにも、心からほっとしています。

上棟を無事に終えた現場とご家族

上棟は、大工さんをはじめ、現場に関わるみんなの力が重なる日。事前の準備も、当日の動きも、誰か一人でできるものではないんですよね。

雨を気にしながらの一日でしたが、無事にこの日を終えられたこと。本当にありがたいなと思います。

お客様、上棟おめでとうございます。待ちに待った一日を一緒に迎えられて、私たちもうれしかったです。

喜びと、安心と、ほどよい疲れ。今日はようやく、肩の力を抜けそう。

ということで、今夜は飲むぞ(笑)。