大本彩華 自己紹介へ

冷房の故障は死活問題

公開日:2026/07/24(金) 更新日:2026/07/24(金) 日々の気づき

こんにちは。

津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。

 

今日は、明日開催されるオープンファクトリーと木工教室の準備。

今回は「テンセグリティ」という、ちょっと不思議な木工に挑戦していただきます。

 

どうして浮いているように見えるのか。

どうやってバランスを取っているのか。

完成したものを見ながら、私たちも全員で最終チェック。

「これは、きっと驚いてもらえるな」

と、一同、明日を楽しみにしています。

 

さて、今日の話題はエアコン問題。

先日、お引き渡しからまだ5年にも満たないOBさんから、

「エアコンが効かない」

とご連絡をいただきました。

 

私たちは、それぞれのお家や暮らしに合わせて、いろいろな冷暖房計画を設計しています。

こちらのお家で採用しているのは、小屋裏エアコン。

少し特殊に聞こえるかもしれませんが、原理は意外とシンプルです。

小屋裏に冷蔵庫のような冷たい空間をつくり、そこで冷やした空気を家の中へゆっくりと送り出していく仕組み。

詳しい仕組みについては、また別の記事で書いてみようと思います。

それにしても、この日の最高気温は39℃。

今の室温ですぐに熱中症になるほどではないとしても、やはり暑い。

この酷暑の中、エアコンが使えなくなることは、まさに死活問題です。

とにかく早く動かなければ。

 

すぐに、いつもお願いしている電気屋さんへ連絡し、翌日には点検に入ってもらいました。

当初はガス漏れを予想していましたが、原因はコンプレッサーの故障。

エアコンの中で冷媒を循環させる、いわば心臓部。

残念ながらその日のうちには直らず、メーカーによる修理対応となりました。

 

そんな中で、

「本当によかった……」

と思ったことがひとつあったので書かせていただきます。

 

このお家は、小屋裏エアコンをメインの冷房として使っています。

いわゆる全館空調に近い仕組みですが、実はもう一台、予備としてリビングにもエアコンを設置していました。

 

お問い合わせをいただいたとき、

「予備のエアコン、あったよな……」

と不安になり、すぐに記録を確認。

 

ちゃんと、予備エアコンを設置した記録が残っていました。

 

それを確認できた瞬間、

「ひとまず、生活はできる」

と、少しだけ安心。

 

これ、考えてみると結構大きな問題ですよね。

エアコン1台で家全体を涼しくする暮らしは、とても快適。

家中の温度差が少なく、満足度も高い。

身体への負担も少なく、家にとっても良いことがたくさんある。

 

ただし、その1台が壊れたらどうなるのか。

 

翌日に電気屋さんを手配できたとしても、部品によってはその場で修理できない。

メーカー対応になれば、数日間待つこともあります。

 

今回のお家は、今日メーカーへ依頼し、修理は日曜日に決まりました。

かなり早く対応してもらえたほうだと思います。

 

それでも、もし予備のエアコンがなかったら。

39℃近い暑さの中、数日間をどう過ごしていたのか。

考えるだけでも、おそろしいことですよね。

 

エアコン1台で快適に暮らせる家をつくること。

それ自体は、とても良いこと。

 

でも、機械である以上、いつかは壊れるときはやってくる。

 

「壊れないだろう」ではなく、

「壊れたときに、どう暮らすのか」

 

そこまで考えたうえで、適切な冷暖房計画を組めるかどうか。

 

これは、これからの家づくりにおける大きな課題だと感じています。

ちなみに私たちの会社では、予備のエアコンを1台用意しています。

予備エアコンのないお家で故障が起きた場合には、緊急措置として貸し出せるようにしています。

 

ただ、それもあくまで、その場を乗り切るための方法。

 

どれだけ性能の良い家でも、設備が壊れることはある。

だからこそ、普段の快適さだけではなく、不測の事態が起きたときの暮らしまで想像しておく。

 

家を設計するということは、間取りや性能を決めるだけではありません。

そこで暮らす人が困ったときに、どうやって生活を守るのか。

そんなところまで考えておくことが、本当の意味での冷暖房計画なのだと思いました。

 

最後に、このお家のいつもの温度を貼っておきます。

参考までに。

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