こんにちは!息吹木の家の専務、大本です。
久しぶりに雨が降らない、じめじめとした暑さ。
週間天気予報を見てみると、雨マークもずいぶん減っていて、そろそろ梅雨明けも近づいてきたなぁという感じです。
さて、昨日は津山市内某所で棟上げを行いました。
本当は、7/6(月)に予定していた棟上げが雨予報で延期になり。
晴れて、七夕の7/7(火)の棟上げとなりました。
朝8時に開始して、9時には梁がかかり、10時の休憩には1階の天井が出来上がりそう。

お施主様もお休みを取って見守ってくださっていて、
「あっという間にできていきますね。」
と、そのスピードに感動されていました。
そう。
家づくりの中で、一番工事が進んでいく様子を目で見て感じられるのが、この棟上げの日。
基礎しかなかった土地に柱が立ち、梁がかかり、少しずつ家の形が見えてくる。

夕方になる頃には、屋根の一部まで出来上がる。
まさに、これまで3Dや図面で見ていたものが、初めて本当の空間として目の前に現れる日です。

休憩の合間には、お施主様にも建物の中に入っていただきました。
「こんなに広かったんだー。」
というお声も。

地縄を見た時も、基礎が出来上がった時も、
「やっぱり狭かったかも。」
と少し心配されていたようですが、どうやら杞憂だったようで何よりでした。
そんな、ものすごいスピードで家が出来上がっていくように見える棟上げの日。
ですが実は、私たちの棟上げは、一般的な工業製品を多く使う家づくりと比べると、決してペースが速い方ではないんですよね。
むしろ、少しゆったりしたペース。
工場でつくられた部材を、決められた施工手順に沿って組み立てていく家づくりでは、非常に効率よく工事を進めることができます。
棟上げの日に、窓の取り付けや外壁の面材、屋根の防水施工まで終わることもあるそう。
私たちからすると、驚愕のペースです。
一方で、私たちのような自然素材を使った家づくりは、そう簡単にはいきません。
もちろん、柱や梁はプレカットといって、工場で加工された状態で現場に運ばれてきます。
それでも、相手は木。
一本一本に癖があります。
梁と梁をつないだり、長く加工されたほぞに柱と梁を組み合わせたり。
同じように見える一本一本の木と向き合いながら、現場で合わせていく必要があります。
その上に施工するのも、無垢のパネル。
一枚一枚をきっちりと合わせながら水平を確認し、建物自体が曲がらないよう、しっかりと固めながら施工していきます。
屋根も同じです。
垂木という屋根を構成する部材も、一本一本、取り付ける場所を確認しながら施工していく。
位置を出し、垂木が転ばないように一本ずつビスで固定する。
断熱も、軒先はどうしても弱くなりやすいため、棟上げの段階で先に施工しておく部分があります。
こうして書いてみると、棟上げの日にも、
考えながらやる仕事。
合わせながらやる仕事。
確認しながらやる仕事。
が、本当にたくさんある。

もちろん、どこに何を取り付けるのか。
最終的にどんな仕上がりになるのか。
それは事前に私たちが考え、図面にしています。
でも、その図面に描かれたものを、実際の建物として現場でつくり上げていくのは、本当に大変な仕事。
大工さんたちには、本当に頭が下がります。
断熱・気密もそう。
上棟の時に、少し気を付けておくだけで防げる気密がたくさんあり。
少し工夫すれば、性能を損なわない断熱ができる。
すべては人のちょっとした手間で解消できること。
ただ、それをするには手間と時間がかかること。
私たちは、こういったちょっとした手間を惜しまないことが大切だと思っています。
一本一本を確認すること。
きちんと合わせること。
先の仕上がりまで考えて施工すること。
その一つひとつが、建物の耐久性住まい心地、最終的な意匠につながっていくと知っているからです。
そして、そういった意識を私たちだけではなく、一緒に家をつくる職人さんたちも持ってくれている。
これは本当にありがたいこと。
「速いこと=いいこと。」
そんなイメージもあります。
もちろん、効率よく仕事を進めることは大切。
でも、やっぱり人が何十年も住む家は、プラモデルじゃない。
木の癖を見て。
一本一本を合わせて。
この先、ここで暮らすご家族の生活を想像しながら、人の手でつくっていく。
少しくらい時間がかかってもいい。
手間を惜しまず、考えることをやめず、一つひとつ着実に。
これからも、私たちは、そんな家づくりを続けていきたいと思います。
お施主様もに喜んでいただいて、とてもありがたかった。

改めて、HT様。おめでとうございました。
ここから最高の家、作りましょうね!!
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