大本彩華 自己紹介へ

設計塾で腕を磨く

公開日:2026/10/17(土) 更新日:2026/10/17(土) 研修・勉強会

こんにちは。

高気密高断熱の家を自然素材でつくる津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。

今日は、娘が発熱。

予定していた打ち合わせに私が伺えなくなってしまいました。お客様には申し訳ない気持ちでいっぱいで。

打ち合わせにはZoomから参加させていただきました。

画面越しではありましたが、お話しできてほっとしています。直接お会いできなかったことは、やっぱり心残り。

突然の打ち合わせ方法の変更にもご協力いただき、ありがたかったです。

さて今日は、設計塾に通い続けている話。

最初に設計塾へ通い始めたのは、もう10年ほど前のこと。今も参加しています。

そして、来週頭は設計塾の課題の締め切り。

正直、毎回課題が難しくて、今回も苦労しています。

そんな課題と向き合い始めて約10年。子どものことでお休みした期間もありますが、ずいぶん長いですよね。

自分でも、そんなに経ったのかと思うくらい。

通い始めたころの私は、図面が全然描けなくて。

何から考えたらいいのか。どう線を引けば、その人の暮らしにつながるのか。

目の前の課題に向き合うだけで精いっぱいでした。正解を求める日々という感じ。

設計塾では、自分の描いたプランを先生やほかの塾生に見ていただく。

先生から指摘を受けたり、ほかの方の意見を聞いて話し合ったりすることもある。

不思議なことに、同じ条件を見ているはずなのに、塾生が描いてくるプランは一つじゃないんですよね。

自分にはなかった見方を知るたび、ああ、そんな考え方もあるのかと立ち止まる。

これがすごく刺激になっていて。考えが広がる感じ。

先生の指摘を聞いて、なぜそこを直したほうがいいのかを考え、また描いてみる。

その繰り返しが、少しずつ力になったように思う。

家のプランって、部屋を並べて終わりではなくて。

どこで過ごすと落ち着くか。朝の光をどう感じるか。

家族が行き来するときに、どんな景色が見えるか。

図面の線一本の向こうに、そこで長く過ごす時間がある。

そう考えるようになってから、描くときに見るものが増えたように思う。

もちろん、今でもすぐに答えが出るわけではない。むしろ、一つの正解があるわけじゃない。

これでいいかな、と迷うこともあるし、描き直してようやく見えてくることもある。

先日は、お客様からプランを褒めていただきました。

とてもうれしかった。時間をかけて考えてきたことが、その方の暮らしに届いた気がして。

でも、褒めていただいたから完成、というわけでもないんですよね。

次のお客様には、また違う土地があって、違う暮らしがある。

前と同じ答えをそのまま持っていくことはできないから。

数をこなすだけで、自然と上手になるものでもないと思っていて。

いいものを見たときに、何がいいのかを考える。人のプランに触れたときに、自分ならどうするか考える。

アンテナを張って、自分の中に少しずつ蓄えていく。

ときには自分の考えを指摘してもらい、また考える。そんな時間が、設計を続けるうえで欠かせないものになっています。

いいプランに出会ったときも、できあがった形だけを見て終わりにはしたくない。

なぜその場所に窓があるのか。どうしてそこに居場所をつくったのか。

理由まで考えることで、自分のプランにも生かせるものが見つかる。

持ち帰った気づきを仕事の中で生かしながら、私たちなりの設計を育てていきたい。

少しでもお客様にフィットした暮らしを提案できるように。

今回も仕事をしながら課題に取り組むのは、正直なかなかハード。

それでも、自分で考えた線を一度外へ出して、見てもらう機会があるのはありがたい。

その積み重ねが、目の前のお客様の幸せにつながるから。

勉強は何歳になっても欠かせません。

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