こんにちは。
高気密高断熱の家を自然素材でつくる津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。
今日は、明日の棟上げに向けた準備の日。いよいよだなあと思うと、私たちも胸が高鳴ります。
さて今日は、棟上げの日を迎えるまでの話。
明日のお客様は、7年間、息吹木の家で家を建てることを夢見てくださっていた方。
7年という時間の長さを考えると、その思いを私たちに託してくださったことが、あらためてありがたいなあと感じます。数ある工務店の中で、ずっと心に留めてくださっていた。その先に、明日という日があるんですよね。
家づくりを仕事にしている私たちにとっても、棟上げは特別な日。何度経験しても、慣れてしまうことはないものだなと思っていて。
それまで図面の上で考えていた住まいが、柱や梁によって立ち上がる。平面だったものに高さが生まれて、屋根の形が見えてくる。
ここがリビングで、こちらが子ども部屋。図面を見ながら想像していた暮らしが、ぐっと現実に近づく一日。お客様にとっても、「本当に自分たちの家ができるんだ」と実感される大きな節目だと思うのです。
そんな棟上げの日は、どうしても当日の仕事に目が向きがち。でも、その一日を迎えるまでにも、たくさんの準備があります。
基礎工事はもちろん、土地によっては造成工事や地盤改良工事が必要になることも。一つひとつの工程を経て、ようやく柱を立てられるところまで進んでくる。
そして、その間にも大工さんが前もって段取りを考えてくれたり、必要な材料を揃えたり。目に見えて家の形が変わらない時間にも、現場はちゃんと動いているんですよね。

材料が届いていれば、それだけで順調に進むわけでもない。何を先に使うのか、次の作業にどうつなぐのか。棟上げの日の流れを思い浮かべながら、前もって整えておくことがある。
当日になって「あれがない」「これを確認しないと進められない」と、工事が止まることをできるだけ減らしたい。大工さんたちが、それぞれの仕事に集中できるようにしておきたい。
そのための段取りも、私たちの大切な仕事の一つ。
段取りがうまくいったところは、当日には目立たないのかもしれません。何事もなく、すっと工事が進んでいくから。でも、その「何事もなく進む」をつくるために、前の日までの仕事がある。
棟上げの一日には、そうしたいろんな人の仕事がつながっているんだなあと感じます。目の前で木を組んでいく大工さんも、それまでの工程を支えてくれた職人さんも。誰か一人で家は建てられない、ということ。
明日は、長い間楽しみにしてくださっていたお客様の目の前で、いよいよ家の骨組みが立ち上がります。
どんな顔をして見てくださるかな。お子さんは、自分たちの家ができていく様子を、どんなふうに感じるだろう。そんなことを考えると、こちらまで楽しみになってしまって。
もちろん、楽しみな気持ちと同じくらい、身の引き締まる思いもあります。
高いところでの作業もあり、たくさんの人が動く一日。順調に進めることを大切にしながらも、急ぐことが目的にならないように。声を掛け合い、安全を確かめながら、一つひとつ進めていきたい。
お客様にとって、家づくりのうれしい記憶として残る一日にするために、まずはみんなが無事に仕事を終えること。それが何より大事だと思っています。
7年間の思いが、形になる日。
その大切な一日を一緒に迎えられることが、私たちもうれしい。お客様とお子さんの喜ぶ顔を楽しみに、明日も全力で。まずは安全第一で、いい棟上げの日にしたいと思います。