大本彩華 自己紹介へ

家への愛着をつくるDIY

公開日:2026/10/31(土) 更新日:2026/11/01(日) 現場のこと

こんにちは。
高気密高断熱の家を自然素材でつくる津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。

今日は、お客様とブリックタイルを貼るDIYの日。
完成に向かって進んでいるお家に、お客様自身の手を加えていただく時間でした。

さて今日は、家への愛着をつくるDIYの話。

息吹木の家では、家づくりの中で、お客様にDIYに参加していただく機会を設けています。

今回のようなブリックタイル貼りも、そのひとつ。
一枚ずつ自分の手で貼って、家の一部分を仕上げていく作業。

お客様と一緒にブリックタイルのDIYをする様子

私たちがこの時間を大切にしているのは、家づくりの思い出を残したいと思っているから。

家を建てるというのは、多くの方にとって何度も経験することではないですよね。
たくさん考えて、選んで、悩んで。打ち合わせを重ねながら、少しずつ自分たちの暮らしの形が見えてくる。

その過程に、自分で手を動かしてつくった場所がある。
それも、家づくりの大切なひとつになったらいいなと思っていて。

住み始めてから、ふと壁を見たときに、
「ここ、自分たちで貼ったんよな」
と思い出せる。

その壁には、タイルの色や質感だけでなく、つくった日の記憶も一緒に残っていくんじゃないかなと。

家の仕上がりを考えるのは、もちろん大切なこと。
どんな素材を使うか。どんな色にするか。周りの木や壁と、どう馴染ませるか。

でも、そこで暮らす方にとっての価値は、見た目だけでは決まらないと思うんです。

自分が手をかけた。
完成までの時間に、自分も関わった。

そういう実感があることで、いつもの壁が、ちょっと特別な壁になる。
毎日目に入る場所だからこそ、その小さな違いが、長く暮らすほど大きくなっていく気がして。

DIYは、やってみると手間もかかるもの。
見ているだけなら簡単そうでも、実際に手を動かすとなかなか思うように進まないこともある。

だからこそ、自分で仕上げた場所には、思いが残るんですよね。

自分たちの家を、自分たちの手で少しずつ完成させていく。
その時間そのものを、楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています。

家づくりには、お金をかけることで実現できるものがたくさんある。
好きな設備を選ぶことも、好みの材料で仕上げることも、そのひとつ。

一方で、お金を払うだけでは手に入らないものもある。

一緒に手を動かした時間。
仕上がっていく過程を見ていた記憶。
自分でつくった場所が、家の中にあるという嬉しさ。

私たちがDIYをおすすめしたいのは、そういうものを、家の中に少しでも増やしたいから。

住み始めてからも、この家を大切にしたいと思える。
手をかけながら、長く付き合っていきたいと思える。

その気持ちのきっかけが、家づくりの途中にもあったらいいなと。

もちろん、一緒に作業する私たちにとっても大切な時間。

打ち合わせでは、図面を囲んでお話しすることが多いけれど、現場で同じ作業に向かう時間には、また違った楽しさがある。

完成を一緒に目指しながら、手を動かして、汗をかいて。
私たちも、その家の思い出に少し関わらせてもらえる。

つくる側として、これはやっぱり嬉しいことなんですよね。

こちらのお家では、これから珪藻土塗りや、タイルのDIYも続きます。
お客様も「楽しみ」と言ってくださっていて、その言葉が私たちも嬉しい。

最後の仕上げに向かうこの時期。
やることはまだあるけれど、そのひとつひとつが、住み始めてから思い出せる時間になればと思っています。

家への愛着をつくるDIY。

今日貼ったブリックタイルが、これからの暮らしの中でどんなふうに馴染んでいくのか。
それを見る楽しみも、またひとつ増えました。

残りの仕上げも、お客様と一緒に楽しみながら。
私も手を動かして、完成に向けて進んでいきたいと思います。

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