こんにちは。
高気密高断熱の家を自然素材でつくる津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。
今日は、お客様とブリックタイルを貼るDIYの日。
完成に向かって進んでいるお家に、お客様自身の手を加えていただく時間でした。
さて今日は、家への愛着をつくるDIYの話。
息吹木の家では、家づくりの中で、お客様にDIYに参加していただく機会を設けています。
今回のようなブリックタイル貼りも、そのひとつ。
一枚ずつ自分の手で貼って、家の一部分を仕上げていく作業。

私たちがこの時間を大切にしているのは、家づくりの思い出を残したいと思っているから。
家を建てるというのは、多くの方にとって何度も経験することではないですよね。
たくさん考えて、選んで、悩んで。打ち合わせを重ねながら、少しずつ自分たちの暮らしの形が見えてくる。
その過程に、自分で手を動かしてつくった場所がある。
それも、家づくりの大切なひとつになったらいいなと思っていて。
住み始めてから、ふと壁を見たときに、
「ここ、自分たちで貼ったんよな」
と思い出せる。
その壁には、タイルの色や質感だけでなく、つくった日の記憶も一緒に残っていくんじゃないかなと。
家の仕上がりを考えるのは、もちろん大切なこと。
どんな素材を使うか。どんな色にするか。周りの木や壁と、どう馴染ませるか。
でも、そこで暮らす方にとっての価値は、見た目だけでは決まらないと思うんです。
自分が手をかけた。
完成までの時間に、自分も関わった。
そういう実感があることで、いつもの壁が、ちょっと特別な壁になる。
毎日目に入る場所だからこそ、その小さな違いが、長く暮らすほど大きくなっていく気がして。
DIYは、やってみると手間もかかるもの。
見ているだけなら簡単そうでも、実際に手を動かすとなかなか思うように進まないこともある。
だからこそ、自分で仕上げた場所には、思いが残るんですよね。
自分たちの家を、自分たちの手で少しずつ完成させていく。
その時間そのものを、楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています。
家づくりには、お金をかけることで実現できるものがたくさんある。
好きな設備を選ぶことも、好みの材料で仕上げることも、そのひとつ。
一方で、お金を払うだけでは手に入らないものもある。
一緒に手を動かした時間。
仕上がっていく過程を見ていた記憶。
自分でつくった場所が、家の中にあるという嬉しさ。
私たちがDIYをおすすめしたいのは、そういうものを、家の中に少しでも増やしたいから。
住み始めてからも、この家を大切にしたいと思える。
手をかけながら、長く付き合っていきたいと思える。
その気持ちのきっかけが、家づくりの途中にもあったらいいなと。
もちろん、一緒に作業する私たちにとっても大切な時間。
打ち合わせでは、図面を囲んでお話しすることが多いけれど、現場で同じ作業に向かう時間には、また違った楽しさがある。
完成を一緒に目指しながら、手を動かして、汗をかいて。
私たちも、その家の思い出に少し関わらせてもらえる。
つくる側として、これはやっぱり嬉しいことなんですよね。
こちらのお家では、これから珪藻土塗りや、タイルのDIYも続きます。
お客様も「楽しみ」と言ってくださっていて、その言葉が私たちも嬉しい。
最後の仕上げに向かうこの時期。
やることはまだあるけれど、そのひとつひとつが、住み始めてから思い出せる時間になればと思っています。
家への愛着をつくるDIY。
今日貼ったブリックタイルが、これからの暮らしの中でどんなふうに馴染んでいくのか。
それを見る楽しみも、またひとつ増えました。
残りの仕上げも、お客様と一緒に楽しみながら。
私も手を動かして、完成に向けて進んでいきたいと思います。