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平屋は本当に高い?見積もりを比べて感じたこと

公開日:2026/10/06(火) 更新日:2026/10/06(火) 家づくりのこと

こんにちは。

津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。

今日は県南のお客様の家の2回目の点検。

LED照明の入れ替えや、間仕切り工事の打合せがメインで行ってきました。

10年も経つと子どもたちも大きくなり、部屋の使い方も変わる。

このタイミングで、みんなが住まいやすくなる家にちょっとだけアップデート出来たらいいなと思います。

 

さて今日は見積もりの話。

現在、あるお客様から、平屋と二階建ての両方で見積もりをしてほしいというご相談をいただいています。

同じお客様、同じタイミングで、平屋と二階建てを見比べる。

実は、なかなかない機会。

私自身も、どのくらい金額に差が出るのだろうと、少しドキドキしながら見積もりを進めています。

平屋と二階建ての図面と見積もりを比較する様子

平屋と二階建ての費用について、よく聞くのが、

「二階建ての方が安くて、平屋は高い」

という説明。よく聞くのではないでしょうか??

 

確かに、同じ延床面積であれば、平屋の方が基礎や屋根の面積は大きくなります。

そのため、一般的には平屋の方が割高になると言われることが多い。

 

でも、本当にどんな建て方でも、二階建ての方が安くなるのでしょうか?

 

総二階のように、一階と二階がほぼ同じ大きさの二階建て。

一階が広く、二階が小さい二階建て。

そして、面積を少し抑えた平屋。

同じ「二階建て」や「平屋」という言葉でも、その形はさまざま。

 

形が違えば、必要な材料も施工する面積も変わる。

当然、見積もりの中身も変わってきますよね。

 

例えば、一階が広くて二階が小さい二階建て。

この場合、一階部分が広いため、基礎の面積は平屋と大きく変わらないことがあります。

それに加えて、二階部分を支える構造や屋根の納まりが必要になる。

建物の高さが出る分、外壁材を施工する面積も増えます。

足場の面積や組み方も変わり、外壁材や板金の施工量も増える。

そして、二階へ上がるための階段。

平屋であれば必要のないものですが、二階建てでは必ず必要になります。

階段そのものをつくる費用だけではなく、階段を設けるための床面積も必要。

一階と二階の両方に、階段のための空間を考えなければなりません。

 

面積としては同じでも、すべてを居室や収納として使えるわけではないということ。

そう考えていくと、

「二階建てだから安い」

とは、簡単には言い切れないんですよね。

 

二階建てにすることで費用を抑えやすいのは、一階と二階の大きさが近い総二階のような形。

基礎と屋根の面積を抑えながら、その上に必要な床面積を確保する。

二階建てのメリットが、形として生かしやすい計画。

 

一方で、一階を大きくして二階を小さくすると、基礎や屋根の面積を思ったほど減らせない。

そこへ階段、足場、外壁、二階部分の構造などが加わります。

つくり方によっては、想像していたほど安くならないことも。

場合によっては、平屋より二階建ての方が高くなることもあるのではないか。

まだすべての見積もりが出たわけではありませんが、項目を一つずつ確認しながら、そんなことを感じています。

 

もう一つ考えたいのが、比較する建物の面積。

平屋と二階建てで、同じ延床面積の図面をつくって金額だけを比べるのか。

それとも、同じ予算の中でできる平屋と二階建てを比べるのか。

この二つでは、比べる意味が変わってくると思っていて。

 

家づくりでは、予算を守ることもとても大切。

だからこそ、平屋と二階建てで迷っているのであれば、最初に設計者へ予算を伝えておくこと。

その上で、同じ予算の中で実現できる平屋と二階建てを計画してもらい、それぞれの見積もりを比べる。

その方が、実際の暮らしに近い比較になると思って。

 

平屋なら、階段のない暮らしや、生活が一つの階で完結する動線。

二階建てなら、限られた敷地を生かしながら、必要な部屋数や面積を確保しやすいこと。

金額だけではなく、それぞれの暮らしやすさも一緒に考える。

 

その上で、自分たちに合う方を選んでいく。

「平屋は高いですよ」

「二階建てにすれば安くなりますよ」

そんな説明だけでは、少し足りないし、ポジショントークっぽいなって。

なぜ高くなるのか。

どの部分が増えて、どの部分が減るのか。

どんな形なら二階建てのメリットが生かせるのか。

そこまできちんと確認して、根拠を持ってお伝えすること。

 

今回の見積もりは、私たちにとっても、とてもよい学びになりそうです。

家づくりには、誰にとっても同じ正解があるわけではありません。

平屋か二階建てか。金額だけでなく、敷地のこと、これからの暮らし方、何を大切にしたいのか。

一つひとつ条件が違うからこそ、「こちらが正解です」と決めつけるのではなく、それぞれの違いと、その金額になる理由をきちんとお伝えしたい。

 

分からないことや迷っていることも、なんでも話していただけるように。

細かなところまで一緒に整理しながら、「これなら納得できる」と選んでいただけるところまでお手伝いする。

夢のマイホームだからこそ、そんな細やかな対応を、息吹木の家ではこれからも大切にしていきたいと思っています。

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