大本彩華 自己紹介へ

光熱費を考える意味

公開日:2026/10/08(木) 更新日:2026/10/08(木) 情勢

こんにちは。

津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。

気温差が激しくて、体調がすぐれない方も多いのではないでしょうか。

朝は16度、昼は28度、夜はまた20度近くと冷え込む。

おかげさまで、高性能な家に住むとこのあたりも体感があまり変わらないので、アパートに住んでいた頃よりかはこの時期を愉しめているなと思います。

 

さて、今日は光熱費の話。

家を建ててからなのですが、家の光熱費のお知らせが届くのが、ちょっとした楽しみになっています。

そんな大本家の電気代を公開。

2026年10月分は、電気使用量315kWh。

電気料金10,246円でした。

安い??高い??

もちろん、家族構成も暮らし方も、契約している電気料金プランもそれぞれ違う。

一か月の数字だけで、どの家も同じようになるとは言えません。

それでも、建てた後の暮らしに毎月どのくらいのお金がかかっているのか。実際の数字で確認できるのは、やっぱり大切だなと思っていて。

大本家の2026年10月分の電気使用量と電気料金

さて今日は、住宅ローン金利と光熱費の話。

家づくりを考えている方にとって、最近の金利の動きは気になるところではないでしょうか。

固定型の代表例であるフラット35では、返済期間21年から35年の最頻金利が、2026年9月の3.46%から10月は3.83%へ上がりました。

変動型でも、短期プライムレートの引き上げを受け、基準金利を見直す金融機関が出ています。

ただし、実際に適用される金利や返済額が変わる時期は、金融機関や商品、契約内容によって違うもの。ニュースで見た数字だけで判断せず、自分たちの条件を確認することが大前提。

金利が上がると、どうしても「いくら借りられるのか」「毎月の返済はいくらになるのか」に目が向きます。

もちろん、住宅ローンは家計の中でも大きな支出。しっかり確認しなければいけません。

でも、家に住み始めてから毎月支払うのは、住宅ローンだけではないんですよね。

電気代やガス代、水道代。そして、将来の点検やメンテナンスに備えるお金。

毎月の暮らしを考えるなら、「ローンの返済額」だけではなく、「ローン+光熱費」で見る必要があると思っています。

建物の価格を少しでも抑えたい。これは当然の気持ち。

ただ、建てるときの金額だけを優先して断熱や設備の性能を下げ、その後の光熱費が毎月高くなってしまったら、家計全体ではどうなのか。

反対に、性能を上げるために借入額を増やしすぎ、毎月の返済が苦しくなるのも違う。

どちらか一方ではなく、ここもバランス。

ZEHは、高い断熱性能と省エネ性能の高い設備によって、基準となる住宅よりエネルギー消費量を減らし、太陽光発電などの創エネを加えて、年間のエネルギー収支ゼロを目指す家。

国の資料でも、断熱と高効率設備によって、月々の光熱費を抑えやすいことがメリットとして示されています。

けれど、「ZEHなら電気代が必ずゼロになる」という話ではありません。

家の大きさ、間取り、設備、住む人数、設定温度、日射の入り方。暮らし方によって、実際の使用量は変わります。

だから私たちは、ラベルや数字だけでなく、その土地とご家族の暮らし方まで一緒に見たいと思っていて。

冬の日射をどこから取り入れるのか。夏の日射をどう遮るのか。家の中の熱を逃がしにくくしながら、必要な換気をどう計画するのか。

断熱、気密、窓、設備、間取り。それぞれを別々に考えるのではなく、家全体で考えること。

その積み重ねが、毎月の光熱費と住み心地につながります。

家づくりの予算を相談するときは、借りられる上限だけで話を進めないことも大切。

毎月いくらなら安心して返せるのか。そこへ光熱費や教育費、車の費用、将来のメンテナンス費まで重ねてみる。

その上で、性能にどこまで予算をかけるのかを一緒に整理する。

「高性能にした方がいいですよ」と言うだけなら簡単です。

でも、本当に必要なのは、その費用がどこに使われ、住み始めてから何につながるのかを、分かるようにお伝えすること。

金利が動く今だからこそ、建てるときの価格と、住んでから毎月かかるお金。その両方を見ながら、無理のない選択をしてもらいたい。

大本家の電気料金のお知らせを見ながら、改めてそんなことを感じました。