こんにちは。
津山市の工務店、息吹木の家専務の大本です。
梅雨も明けていないというのに、真夏のような暑さが続いていたのもつかの間。
「そろそろエアコンをつけようかな。」
そう思っていたら、今日は一転して大雨。
気温も23℃ほどで、じめじめはしているものの、暑さは少し落ち着いていました。
こんな日は、窓から入る風だけでも意外と気持ちよかったりします。

さて今日は、ある出来事をきっかけに改めて感じた、
「手の届く範囲で、目の届く家づくりを大切にする理由」
について書いてみようと思います。
朝、突然事件は起きました。
「あ。」
娘が小さな声を出しました。
そのおしりの下から出てきたのは、ぐにゃりと曲がった私のメガネ。
どうやら寝ている間に下敷きになっていたようです。
フレームはあらぬ方向へ曲がり、レンズも少し傾いていました。
一瞬、
「あーあ。」
と言いそうになりました。
でも、申し訳なさそうな娘の顔を見たら、その言葉は飲み込めました。
怒るほどのことじゃない。
…とはいえ、正直なところ、
「これは困ったな。」
という気持ちでした。
目が悪い人なら分かると思いますが、
メガネって「あると便利なもの」ではないんですよね。
生活そのものを支える存在です。
かけてみると視界が歪む。
文字は読みにくい。
頭も疲れる。
肩まで重たくなってくる。
たかがメガネ。
でも、なくなると日常が一気に不便になります。
そして、こういうものに限って、壊れるときはいつも突然です。
仕事の合間に、買ったお店へ駆け込みました。
店員さんはメガネを見るなり、
「あらら、これは…。」
と苦笑い。
奥へ持っていき、しばらく工具を動かしたあと、
「大丈夫ですよ。」
と戻ってきたメガネは、ちゃんと元通りになっていました。
本当にほっとしました。
帰り道、ふと思いました。
メンテナンスが必要なものは、メンテナンスしてもらえる場所で買うことに意味がある。
何かあったときに、
「ちょっと見てもらえますか?」
そう言って気軽に立ち寄れる。
物理的な距離だけではなく、
心理的な距離も近い。
それが安心なんだな、と。
そして、
「これって家も同じだな。」
と思いました。
家は建てたら終わりではありません。
むしろ住み始めてからの時間のほうが、ずっと長い。
建具の調整。
設備の故障。
水漏れ。
給湯器の不具合。
どれも、予告なんてしてくれません。
ある日突然やってきます。
だから息吹木の家では、
「手の届く範囲で、目の届く家づくり」
を大切にしています。
遠くまでたくさん建てることよりも、
何かあったとき、
「ちょっと相談したい。」
そんな電話をいただける距離でありたい。
すぐに駆けつけられる距離でありたい。
物理的な距離も。
心理的な距離も。
その両方を大切にしたいと思っています。
何かあったら、
すぐ電話できる人がいる。
すぐ来てくれる人がいる。
それだけで、暮らしの安心感は大きく変わります。
それが、地域工務店だからこそ届けられる価値なのかもしれません。
曲がったメガネを直してもらいながら、
そんなことを考えた一日でした。
ちなみに娘には、
「今度は踏まないでね。」
とだけ伝えておきました。
きっと次は、大丈夫…だと信じています(笑)。