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安心・安全 そして快適な家

安心・安全 
そして快適な家

家に求められる基本的な性能

それは、「安心・安全に暮らせること」そして
「暑さ寒さをしのぐだけでなく快適に暮らせること」

ではないでしょうか。

 

ではどうすればそんな家が出来るのか??

息吹木の家はどう考えて家づくりを行っているのか?

ご説明していきたいと思います。

 

安心・安全な家

2016年4月、熊本、大分を襲った巨大地震、そういわゆる熊本地震

4年前のことなのでまだまだ記憶に新しいと思うのですが、

この地震、震度7という凄まじい揺れが2回も起こったことで、
今までの想定を履がえしたものでもありました。
 

ほとんどの家は大破し、見るも無惨な光景が広がったのですが、
そんな中でもそのまま住み続けられる家もありました。

何がどう違ったのでしょうか?

 

■建築基準法を守っていれば大丈夫?

 

建築基準法の耐震レベルってどれくらいなのでしょうか?

 

法令にはこう書いてあります。

 

数十年に一度程度発生する震度5程度の揺れに対して構造体に損傷を生じず

数百年に一度程度発生する震度6~7程度の地震に対しては倒壊・崩壊しない程度

 

これってどういう程度なのでしょうか?

実際の写真で見てみましょう。

 

どちらの写真も「建築基準法の耐震レベル」の建物の写真です。

つまり「倒壊・崩壊しない程度」というのは、最低限命を守れるレベルなんですね。

 

■家は性能表示の時代へ

こんなことではダメだ!

ということで出来たのが「品質確保の促進等に関する法律」
いわゆる品格法というもの。

この法律では

 

 

このように住宅の耐震性能を3段階に分けています。

 

レベル1が建築基準法の耐震レベル

レベル2はその1.25倍の強さを持ち

レベル3はその1.5倍の強さを持つ住宅と言うことになります。

 

その結果

 

 

熊本地震においてレベル3で造られた建物は、ほんの少しの被害を受けたものの

全棟がそのまま住み続けられる状態であった、そうです。

 

■2020年から より一層の安心・安全な家を目指して 

 弊社では、10年ほど前から長期優良住宅を設計・施工し、
それ以来全棟このレベル3で建物を建てています。

 

品確法の耐震等級3でも弱い建物ではないのですが、

より安心・安全な家を目指して、

[全棟で許容応力度計算 耐震等級3]
を取得するようにしています。

 

 このピラミッドの頂点が、許容応力度計算耐震等級3です。

 

安心・安全に永くお住まいいただくために、

日々進化しています。

 

 

 快適な家

 安心、安全な家に続いて大切なのが快適な家ということです。

快適という言葉からはいろいろなものが連想されますが、
長く住み続けるにあたって一番大切なことの一つにあげられるのが
「夏涼しく、冬暖かい」
ということではないでしょうか。

 

 

そこで弊社では、それを実現させるために断熱を強化し、
風を読み、太陽の光の当たり方を考えるなど

してエコハウス造りに努めています。

 

それでは実際にどうなのか、見てみましょう。

 

■断熱について

北から南まで長く延びている日本

そんな日本をひとくくりにして断熱のことを語ることは出来ません。

沖縄と北海道一緒のはずがありませんから。

 

これで見ると、弊社の施工エリアは「5地域、および6地域」ということになります。

その地域の数値が、「0.87」というもの

これは、書いてあるとおり外皮平均熱貫流率「Ua値」とよばれるものです。

Ua値とは

 

図は冬のイメージです。

建物の中の熱はあらゆるところから外部に逃げようとしています。

この逃げようとしている熱平均値が「Ua値」なんです。

値は小さければ小さいほど優秀ということになります。

 

そして「0.87」という数値、これは国が「次世代省エネ基準」という立派な名前をつけて、これをクリアすることを目標として定めたものなんです。

 

では実際にこれをクリアすれば本当に省エネになるのでしょうか?

答えは・・・残念ですがノーと言わざるを得ません。

 

例えば窓の性能一つとっても、

諸外国と比べてみると

ずいぶん性能が低いものが使われているのが分かります。

 

こんな緩い基準ではダメだ、ということで登場したのが

 

 

こういった業界独自で生み出した基準

この中で弊社が目指しているのが、G1およびG2基準

実際今建てている家の平均Ua値が「0.35」あたり

5地域6地域ではG2グレード。

間取りによっても変わっては来ますが、温かくて涼しい家を基本として設計します。

 

付加断熱などをしてG2とG3の間を目指すことも取り組んでいます。

ご家族にとって快適な温湿度をお伺いし、最適設計を心がけていますので

お気軽にご相談ください。

 

■加えてパッシブ設計

 

断熱をすることによって熱が逃げにくくなることが少しはお分かりいただけたかな

と思いますが、それだけで「夏涼しく、冬暖かい家」は出来ません。

大切なのは、いかにお日様と仲良く出来るか?

ってことなんです。

冬は太陽高度が低いので南から暖かい日差しが差し込んで来ます。

南側の窓は大きく取り、その日差しを取り込みます。

ちなみに、1.8mx1.8mの窓一つで600w相当の熱量があります。

取り込ん熱は、先ほどの高い断熱性能で逃がさないようにします。

 

夏は太陽高度が高いので、きちんと設計されたひさしでその光を遮ります。

また、少し太陽高度が低くなると、外部にシェードやタープなどを取り付け外部で

日射を遮蔽します。

屋根は断熱を強化して暑い日射を内部に入れないようにします。

そうすることで、中の空気は涼しさを保つことが出来ます。

 

 

このように、太陽とうまく付き合うこと+高い断熱性能で快適な環境が出来上がります。

 

■その結果

 

ここまでの性能が実現できると

 

 このように疾病の症状が大幅に改善されているのが分かります。

これは、図にも書いてあるとおり、近畿大学の岩前教授が統計を取ったものです。

また

 

こんなことや

 

こんなことも防ぐことが出来ます。

 

そしてこんないいことも

 

 

 そして、実際に弊社で建てた家の冬の温度測定の結果です。

 

クリックすると大きくなりますので、そちらで見ていただくと分かりやすいと思います。

一番下が外部温度、真ん中の緑に部分が室内温度で、上の部分が湿度です。

温度は、ずっと22℃前後

 

こんな快適な状況なんです。

 

 あと詳しくは「住まいの燃費」でも書かせていただいております。

そちらもご覧ください。

 

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